ドラクエⅡ考察~デルコンダル、そのルーツ

画像 強い戦士と集まる地デルコンダルは独特の活気がある。
 これまでの考察と同様に地図上の位置関係と宿代、武器屋の品揃えでこの国の経済を語るなら、『元々は僻地だったのが東回り航路の発見以来はベラヌール、テパとの距離が近くなったことで人と物の交流が増えて目覚ましい成長をしている。』といったところか。
 これで終わるのも味気ないので今回はまた別の視点から考えてみたい。


資料①デルコンダルを中心とした位置関係図

Before           

                  デルコンダル
         (テパ)    /    |
            \   /      |
(ベラヌール)―――ぺルポイ    ザハン

After

      (ローレシア)
         |
      デルコンダル――ベラヌール・テパ 
     /   |
    /    |
ぺルポイ   ザハン

資料②ドラクエⅡ航路図
画像

なぜこんな僻地に国を作ったのか?
 地図を見て分かるように、デルコンダルは僻地である。東回り航路発見以前はぺルポイがまともな都市としては一番近いことになるが、あまりにも遠い。(未開の新興国ローレシアともっと僻地なザハンは除外)

 そこで仮説を立てた。
 『デルコンダルは元々流刑地か海賊のアジトなのでは?』
 
画像根拠①地形
 見ての通り、岩山と浅瀬に囲まれて(切り立った崖を表現しているのかもしれないが)入口は狭い湾のひとつしかない天然の要塞である。外敵の進入は難しい。外敵との戦いを想定して建てられた城なのは間違いない。その外敵だが、海の魔物は陸には上がって来ないし、空を飛ぶ魔物に対してはこのような地形で守るのは意味が無い。想定されている外敵は海を渡り、上陸して攻めてくる存在。そう、人間だろう。
 例えば、この地の宝を狙う海賊。他にはこの地にたてこもる犯罪者を追討しにきた兵士や賞金稼ぎというのも考えられる。
 そうして外敵の撃退を繰り返す過程で王国としてまとまったのではないか?

 
画像
根拠②王の人柄
 傍に女2人をはべらせているデルコンダル王は他の国の王のような上品さは感じない。特に『楽しませてくれたなら褒美を取らせよう』と言って猛獣と戦わせるのは問題だ。いや相手は他国の王族、大問題である。
 ローレシアとサマルトリア、ムーンブルクそれぞれの国の代表として会見に来た王子たちに猛獣をけしかけたのだ。とんでもない話だ。国としての名誉を著しく傷つけ、戦争になること間違い無しの暴挙である。もっとも相手は弱小国と滅んだ国ということでナメてたのかもしれないが…
 王子たちが身分を隠していたというのも考えられるが、王子たちの目的はデルコンダル王の宝かもしれない『月の紋章』を譲ってもらう事なので身分を隠すことが上策とは思えない。身分を隠して他国の王に謁見するのは自分たちの王族としての誇りを捨てて頭を下げるようなことであり、それをあえてする理由がない。
 王子たちにはロトの子孫にして王族という誇りがある。そしてハーゴン討伐という大義もある。正々堂々とデルコンダル王と会見すべきと考えたのではないか。
 
 デルコンダル王視点から見るとまた違う事情がある。もしデルコンダル国民が海賊や無法者といった荒くれであったあったなら、王は彼らを実力で従えているに違いない。言い方を変えるならデルコンダル王権の拠り所は王自身の武勇である。極端な武断政権ともいえるデルコンダル王は他国の王族が訪ねてきた時に少しでも弱腰と取られる態度を見せたら、デルコンダル王としてのメンツは丸潰れで自らの政権が揺らぐことは間違いない。よってあのように過剰なまでに横柄な態度で王子たちに接したのではないかと考えられる。

 王子たちに猛獣をけしかけて返り討ちにされ、月の紋章を持って行かれたデルコンダルの現国王の近い未来が少々心配ではある。しかしそれでデルコンダル現国王が王座から降ろされてもデルコンダル王国自体はたぶん揺るがないと予想する。こういう王朝交代劇は過去に何度もあったと考えられるからだ。
 デルコンダルは実力や戦いの実績で王の血統がコロコロが変わりながらも、デルコンダル王国としての実体は保ち続けてきた歴史があると考えると面白いかもしれない。

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  • プラダ トート

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