ドラクエⅡ考察モンスター編④番犬系の運用

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 今回ピックアップするのは【番犬系】に分類された魔物。そういえばドラクエⅤの仲間モンスターは元々【土着モンスター】だったのが、仲間にして欲しそうに見つめることで主人公の【番犬系】になる。

サーベルウルフ、キラータイガー
 (サーベル:アレフガルド地方、竜王の城、大灯台)
 (キラー:海底洞窟、ロンダルキアの洞窟)

 典型的な【番犬系】である。特にキラータイガーの方は人間にも飼い馴らされる程扱いやすい。海底洞窟やロンダルキアの洞窟のキラータイガーは集団で一体の標的を集中攻撃する。これが元々の習性ならタイガーと呼ばれつつもイヌ科に近い。ネコ科だとライオンに近い。逆に集団で現れながら集中攻撃をせずにバラバラに襲いかかるサーベルウルフはウルフと呼ばれながらもイヌ科らしからぬ狩りの仕方である。ウルフとは人間がその見た目から名付けているだけで本当はネコ科なのかもしれニャい。(ゆうれい、しにがみなど人間がその見た目のイメージから名付けたと思われる魔物は多い。)
 デルコンダルのキラータイガー“ようじゅつし”か“じごくのつかい”辺りが教団への便宜を図ってもらう為に献上した個体だろう。地理的には海底洞窟産に違いない。
 コイツらの野生種はどこで捕まえてきたのか?という問題はあるが、元はイヌ科かネコ科のポピュラーな動物。それを改造するなり育成するなりして強力な番犬(猫?)にしたのかもしれない。

あくまのめだま、ダークアイ
 (あくま:満月の塔、海底洞窟 ダーク:ロンダルキアの洞窟)
 完全なインドア派でダンジョンの守衛役。どちらも甘い息と不思議な踊りで標的を弱らせるのが得意で行動に大差はない事からダークアイはあくまのめだまをベースにマヌーサを使えるように改良した魔物と考えて良いだろう。
 しかし意外なことにダークアイの身体能力はベースのあくまのめだまを上回っているわけではない。他に違いを細かく見るとラリホーの耐性が上がっている。攻撃呪文も少し効きづらくなっている。マホトーンは元々効かない体質のようだ。
 ダークアイの改良点を見ると呪文耐性特に眠りに強くしたいという要求があったようだ。逆に直接戦闘能力にはあまり期待はしていない様子。つまりダークアイに求められた任務は戦闘面では侵入者の弱体化だろうが、それ以外にも眠られては困る任務があるのだろう。
 出現傾向を見てみよう。満月の塔でのあくまのめだまはマミーやブラッドハンドと現れる。海底洞窟でのあくまのめだまはじごくのつかいやブラッドハンドと一緒に現れる。また、どちらも単一種での出現も多い。ダークアイはあくまのめだまよりも単一種での出現が多いように見える。スカルナイトやべビルと一緒に現れる時は彼らの支援をしているのだろう。
 もしかすると海底洞窟に現れるのは【土着モンスター】に分類される野生種のあくまのめだまで、軍事利用を考えて満月の塔に持ち込んだり、ロンダルキアの洞窟でダークアイに改造したのかもしれない。優秀な兵士であるマミーと組んでるあくまのめだまは【番犬系】として洗練されてるように見える。あくまのめだまと一緒にいるブラッドハンドは野生動物でいう共生関係なのかもしれない。それゆえ満月の塔に一緒に持ち帰られたのだろう。
 野生種よりも戦闘支援に特化したダークアイが単一種で出現することが多いのも気になる。まだ実験段階なので上手く扱いきれてないのだろう。いわゆるロールアウト前というやつだ。ダークアイの研究、実験をロンダルキアの洞窟のべビルやじごくのつかいが行っていると想像するのは面白い。

キングコブラ
 (サマルトリア地方、ムーンブルク地方、勇者の泉、湖の洞窟、ローラの門、風の塔)
 広い範囲に生息する毒ヘビ。その多くは【土着モンスター】に分類される野生種なのだろうが、まじゅつしと一緒に現れる場合は彼に使われている【番犬系】に分類すべきだろう。まじゅつしは魔法使いとしては未熟ながら蛇使いとしては優秀かもしれない。他にもヨロイむかでやバブルスライムも【番犬系】として使役するまじゅつしは魔法ではなく毒物、生物学の専門家だと思われる。

バジリスク
 (ベラヌール地方、竜王の城)
 ベラヌール地方に生息する【土着モンスター】っていうか野生の毒蛇。竜王の城で出現するのはグレムリンに飼い馴らされた【番犬系】だろう。特に改造されたとは思えない。ベラヌールの蛇は強いので使えないかと試している段階なのだろう。他の場所で使われてない所を見るとキングコブラのように扱いやすくはないのかもしれない。

メドーサボール、ゴーゴンヘッド
 (メドーサ:海、ドラゴンの角)
 (ゴーゴン:竜王の城、大灯台、)

 よくわからない魔物である。出現傾向からとりあえず【番犬系】に分類してもよいだろう。
 まず謎なのが見た目の似ているメドーサボールとゴーゴンヘッドの戦闘上の特性が全く違うというかラリホーと二回攻撃で攻撃的なメドーサボール。対して打撃にも魔法にも強く、スクルトとマヌーサでさらに守りを固めるゴーゴンヘッド。他の色違いモンスターのように素直にメドーサボールを改造したのがゴーゴンヘッド(あるいは逆)とは言いにくいのである。
 元は全く種類の違うモンスターだとする。メドーサボールの野生種は海にいると見て良いだろうが、ゴーゴンヘッドの野生種は何処にいるのか?となってしまう。
 ここで新たな仮説を立てる。【作られた魔物】だと。目玉系モンスターと蛇の合成モンスターに見えるが、その特性は目玉系とも蛇とも似つかない。“目玉で蛇”なのは見た目だけでゼロベースから作られた全くの新種なのかもしれない。ドラゴンの角で作られた攻撃型のメドーサボールと大灯台で作られた防御型のゴーゴンヘッド。完成度が高く、正式にロールアウトしたのはゴーゴンヘッド。期待したほどの攻撃力の得られなかったメドーサボールの中には逃げ出した個体もいて、海で野生化したのかもしれない。

 余談だが他にゼロベースで作られたモンスターを挙げるなら、どろにんぎょう、パペットマン、メタルハンター、キラーマシン、ガーゴイル。意外と少ない?

リザードフライ、ドラゴンフライ
 (リザード:ムーンブルク地方、風の塔、ムーンブルク城)
 (ドラゴン:竜王の城、大灯台、)

 空を飛から集団で獲物に襲い掛かり、攻撃力も高いそして繁殖力が高そう=量産も容易。この優秀な魔物を軍事利用したいと考えるのは至極当然だろう。
その習性は集団で襲いかかる所を見ると爬虫類よりは昆虫寄りと思われる。
 昆虫並みの知性で“ギラ”の呪文を唱えるのはどうなんだろう。明らかに昆虫なラリホーアントは“ぐんたいあり”か“アイアンアント”をラリホーが使えるように改造したと推測されるがリザードフライはどうなんだろう。

 リザードフライはギラを唱える不自然さはあるものの、屋外でも高い塔でも、毒に囲まれた廃墟でも適応出来る逞しい生命力がある。
 呪文など唱えずにシンプルに炎を吐きまくるドラゴンフライの方が野生の力強さを感じる。その一方で大灯台の守衛をこなし、竜王の城や海底洞窟の地下深くでも戦える適応力がある。
 リザードフライはその出現傾向は野生っぽいけど、ギラを唱えるところは【作られた魔物】っぽい。ドラゴンフライはシンプルに炎を吐く所は野生っぽいけど、出現傾向からは洗練された軍事運用法の確立がうかがえる。どういうことだろう?
 
 例によって仮説を立ててみる。ドラゴンフライの軍事利用は古くから行われていて、その運用法は確立していると考える。リザードフライのベースはムーンブルク地方に元々生息している羽トカゲ型の魔物で、ドラゴンフライのような軍事運用を目指してギラを使えるように改造されたのではないか。しかしその能力はドラゴンフライには遠く及ばず、何よりドラゴンフライのように意のままに操れない失敗作だった。ただし繁殖力だけは高く逃げ出した個体が野生化し元の種に取って代わったのではないだろうか。ドラゴンフライが【番犬系】ならリザードフライは【土着モンスター】というわけだ。
 ドラゴンフライの方は元の野生体は海底洞窟のマグマ地帯の生まれでハーゴン軍の重要拠点だったことから早くから研究が進んでいたのだろう。大灯台や竜王の城での実戦投入も安心して出来たのではないか。
 ドラゴンフライにはもう一つ仮説がある。ドラゴンフライの野生体は海底洞窟の炎を吐くトカゲで、軍事利用のために羽をつける改造をしたのではないか。そうなるとドラゴンフライとリザードフライは似て非なる魔物なのだろう。
 いずれにせよドラゴンフライは最高クラス完成度の【番犬系】なのは間違いない。

ドラゴン
 (ロンダルキアの洞窟、ハーゴンの神殿)
 最強の【番犬系】である。元々ロンダルキアに生息するのかアレフガルド産なのかが気になるところ。後者なら面白そうなテーマになる。ハーゴンと竜王の関係はいずれ考察する予定。

まとめ
 【番犬系】には
 ①野生体を捕獲、育成してつかうパターン(サーベルウルフ等)
 ②野生体を現地でそのまま使うパターン(キングコブラ等)
 ③改造or創造した魔物を使うパターン(ゴーゴンヘッド等)
  がある。

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この記事へのコメント

togege
2011年04月20日 21:33
サマルトリア戦記までは人間視点でしたが、モンスター編は名も無きハーゴン配下の視点です。

 野生の魔物を捕まえて、改造して、軍事利用するのは『ゾイド』っぽいなと思ったり。
kirey_bee
2011年04月20日 22:56
こういう考察(妄想?)大好きですヽ(´ー`)ノ
特に「まじゅつしは魔法ではなく毒物、生物学の専門家」って部分がいいですねー
最近、筆が乗ってきたって感じですね(*^-^)

毎回楽しみにしてますー
takatou
2012年01月24日 08:10
初めまして。中々面白い考察で次の更新も楽しみにしています。

あくまの目玉系はダイの大冒険だと監視カメラみたいな使われ方をしていたんですよね。その辺りの役割もあったんでしょうか?

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