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zoom RSS ドラクエU考察〜在りし日のムーンブルク

<<   作成日時 : 2013/11/04 21:50   >>

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 今回は今までの考察の中で断片的にしか扱ってこなかったムーンブルクについてのまとめ記事。ゲーム中ではハーゴン軍に滅ぼされていて情報が乏しいが、テキスト以外の情報例えば地形配置や敵の分布、他の町や人との関係から、在りし日のムーンブルクの姿をを見出すことは十分可能だと考える。

【古き伝統ある大国】
 当ブログで度々登場するムーンブルクは歴史の長い大国として扱われている。
 その根拠としてまずムーンブルク周辺の地形配置がある。ムーンブルクの周囲は広い平野が広がり、水源も豊富で農耕牧畜に向いている。(参考:ぺルポイの謎・前編)食料生産量はドラクエU世界の中でも高い。食料が豊富なら多くの人口を養え、生活にゆとりが生まれ、文化の発達も見込める。その周辺での生産、政治、軍事、文化の中心になったと考えられる。
 もう一つはロトの勇者の足跡である。アレフガルド→ルプガナ→ドラゴンの角→ムーンブルク→ローラの門→ローレシアというルートで最終的にローレシアに落ち着いたと思われるが、途中で新国家を作らなかったのは既にそこに国があったから自分の国を作れなかったという事情があると考えられる。(参考:ロトの勇者の夢)
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【海世界との関係】
 ムーンブルクは海にはあまり目を向けていない。海に近いムーンペタの人々は海には無関心な様子で、海の向こうのルプガナやアレフガルドなどについての話は一切聞こえてこない。またルプガナ以降の都市でもムーンブルクの話は聞こえてこない。互いに無関心なのだろうか。いや、大灯台を建てて海やロンダルキア方面に目を光らせているところを見ると、どうやら鎖国政策を取っているのではと考えられる。(参考:ムーンペタから見る世界)
 またかつてのアレフガルドにとってそうだったように、ムーンブルクにとっても海はつい最近までは立ち入るには危険極まりない領域だったので、海からの侵入者を想定する必要が無かったのかもしれない。(参考:文明と信仰2・海世界の発展)
 近年、航海技術の発達により北の海からの訪問者が増えたが、大灯台→南西の祠を出入り口に厳重に監視していたのではないだろうか。

【陸世界の交流】
 ムーンブルクは人口が多く、ムーンブルクやムーンペタ周辺だけでも生産から消費までの経済活動は十分回っていたのだろうと推測されるが、内需だけで完結していたとは思えない。リリザやローレシア、サマルトリアとは活発な交流(人、物、情報)があったことはゲーム中のセリフでも明らかだ。ムーンブルク、ムーンペタ、リリザ、ローレシア、サマルトリアで陸世界経済圏を形成しているようだ。逆に海世界との間にはつながりを感じさせるセリフは一切無い。

 ルプガナとの交流はどうか。陸路による交流は絶えて久しいらしく、SFC版ではこんなセリフがある。
 『ここが ドラゴンのつの と 呼ばれる 有名な ふたごの塔ですよ。なんでも 昔は むこう岸の塔と つり橋で むすばれていたとか…。しかし 今は このありさま。 どうやったら むこう岸まで いけるんでしょうね……。』
 途中砂漠もある過酷な陸路よりは海路の方が良さそうだが、ムーンペタや西のほこらではルプガナの話は無いし、ルプガナの方もムーンブルク方面についての話は全く無い。ムーンブルクとルプガナの交流はほとんど無いと言っても良いだろう。

【ムーンの名を冠する土地】
 テパとの関係はどうか?ゲーム中でムーンブルクからテパに行くには大きく回り込まなくてはいけないが、実はムーンブルクとは最も近い位置関係にある。最短距離で行き来するには船が二隻必要だが、南の湖経由で交流があった可能性はある。ロンダルキアからの攻めに備えるムーンブルクにとってテパ産の高級武具は必要なものだからだ。(参考:テパの防衛戦略・中編)
 ゲーム中ではムーンブルクとテパの関係については特に語られていないが、満月の塔に月の欠片、ムーンブルク、ムーンペタ、これらの共通項から昔は同じ文化や宗教、価値観を共有する間柄だったのではないか。
 昔のテパ、ムーンブルク、ムーンペタについてはいずれ考察する。

【ムーンブルク人のメンタリティ】
 ムーンブルクには一般的に『魔法の国』というイメージがある。王女は魔法のスペシャリストだし、リメイク版のオープニングでは父王も剣ではなく魔法で応戦している。ムーンブルクにおいて魔法は知性と高貴さの証という価値観があると考えられる。(参考英雄ローレシア王子の人物像2)
 ムーンブルク王以外の下っ端の兵士たちは魔法を使わずに槍で応戦しているところを見ると、魔法の普及率は決して高くはなさそうだが、魔法を使える事を王者としての正当性にしているのなら魔法の普及は考えないだろう。こう考えるとムーンブルクは身分の壁の高い社会だったとも言える。
 ムーンブルクは厳格な身分社会だったとするなら、その秩序に沿えない者も少なくなかったに違いない。ムーンブルクのオーダーからはみだした者たちは外の世界に新天地を求めるようになる。それがデルコンダル、ベラヌール、ぺルポイという新世界を作る原動力になっていったのだ。

【ムーンブルクとハーゴン】
 魔法至上主義ともいえるムーンブルクの上流階級のメンタリティだが、同じようなメンタリティの持ち主がいる。それはハーゴンとその配下の神官たちだ。(参考:ロンダルキアの秩序)
 何が言いたいか?ハーゴンを生み出したのはムーンブルクなのではないか。
 ハーゴンは元々ムーンブルク人だったが政治的敗者としてムーンブルクを追われ、復讐の為に魔物の軍団を率いてムーンブルクを滅ぼした…と考えられないか。ハーゴンの動機や行動については後に詳しく考察する。

【まとめ】
 今までの考察を見直してみると、ドラクエU世界の中の多くの物はムーンブルクから生み出されているのではと気付く。ムーンブルクの援助で建国されたサマルトリアやローレシア。ムーンブルクの秩序に対する反骨心から生まれ、育ったデルコンダルやぺルポイ、ベラヌール、ルプガナそしてハーゴン教団。
 そのムーンブルクはどのようにして生まれたのかが今後の考察のテーマになる。そのヒントとなるのはアレフガルドやテパ、シドー、ルビス、カミの教会といったところか。
 在りし日のムーンブルクの姿を見出す考察はまだ始まったばかりである。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
今回はこれまでの考察のまとめと、これからの考察へのつなぎという位置づけです。
なので、あまり新しい事は書いてません。
と言いつつ ハーゴンムーンブルク出身説をぶち上げてますが、近いうちに書きます。
togege
2013/11/04 21:57
ハーゴンの居るロンダルキアとムーンブルクでは地理国力的に大きな隔たりがありそう(ムーンブルクの方が様々な面で有利)ですが、それを乗り越え征服にまで至る理由や過程はどう考えていますか?
nedved pavel
2013/11/05 21:15
>nedved pavelさん
コメントありがとうございます。
その質問に対する答えはブログ一本書ける話なので次回に回します。なるべく遅くならないようにはしますが…
確かにロンダルキアが大国ムーンブルクに攻め込んで征服に至るには、周到な準備と強い意志が必要ですよね。魔物の軍団って食べる物など維持コストもかかりそうだし…
togege
2013/11/06 01:40
ムーンブルク=魔法の国という仮説はしっくりきますね。
他国を圧倒できる魔法力は大国となりえるに相応しい要素でしょうし、魔法と信仰(宗教)は相性が良いと思われます。

ハーゴンがムーンブルク出身あるいは少なくとも縁があるという説もまたわくわくさせてくれます。
自身を追放した母国に報復をしたいという気持ちは大いにあるでしょうし。
その内情もある程度知っているのならば、ムーンブルクさえ落とせば世界を制覇したも同然と考えていた節もありそうです。
そうなりますと、新興国はハーゴンが思っていた以上に発展を遂げており、それが誤算だったとなるのでしょうか。

衰退著しいアレフガルドと絶頂期を迎えようとしていたムーンブルクがどのようにして対等(と思われる)の関係を結んでいたのかが気にかかるところです。

いつも胸躍る考察を読まさせていただきありがとうございます。
PRS
2013/11/13 15:30
考察お疲れ様です。

ハーゴン=ムーンブルク人と考えると敵の首領とはいえ、わざわざムーンブルクやローレシアがハーゴンの名を挙げるのにも過去に面識があれば確かにしっくりくる気が。

となると、ハーゴンはこの後三国志でいえば劉備の入蜀の如くロンダルキアのシドー教を乗っ取り、諸葛亮の如く周辺の異民族=モンスター等を従えてU世界における中原である北伐に臨んだ感じでしょうか。

ハーゴンの考察についても興味が湧きますね。

あらた
2013/11/13 19:59
>PRSさん
コメントありがとうございます。
ハーゴンがムーンブルク縁の人物だという仮説は早い段階で考えていましたが、ローレ王子のように魔法の捉え方という切り口から考えると彼の人物像が浮かび上がってきました。
ドラクエのラスボスの中で最も人間臭く魅力的なハーゴンを書ければと思います。
togege
2013/11/13 20:09
>あらたさん
コメントありがとうございます。
ハーゴンを劉備や諸葛亮に例えると、英雄感があってワクワクしますね。
今後の考察ではムーンブルクに勝つべくして勝ち、ローレ王子に負けるべくして負けるハーゴンを書こうと思います。
togege
2013/11/13 20:22
すげぇ・・・・

2013/12/04 19:02
初めまして。
ドラクエ2の王子たちの
その後の様子が知りたくて探していたら
こちらのサイトを発見しました。

考察があまりにすばらしくて
引き込まれてしまい
一度に全部読ませていただきました。
次回の考察を楽しみにしております。
エレナ
2014/01/21 00:01
>エレナさん
コメントありがとうございます。
この遅筆ぶりでは「王子たちのその後」に辿り着けるのはいつになることやら…ですが、今後も書き続けて行きたいと思います。
togege
2014/01/21 09:00

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